2024年5月1日水曜日

展示物についてのお知らせ2

  こふんにちは😃

本日は当館に常設しております展示物についてお知らせいたします。

古墳の築造時期を推定するためには出土する土器の特徴も非常に重要です🔎

妙見山古墳の築造時期も「とある土器片」の発見を根拠の一つとして推定しています。


現在、当館の第二展示室では主に共飲共食の儀礼に使われたとされる土器を展示しており、先ほど記載いたしました「とある土器片」こと妙見山古墳から出土した「布留0式土器片」も展示しております。

古墳時代前期の土器は作りの特徴によって「布留0式」「布留Ⅰ式」「布留Ⅱ式」・・・と時期毎に分類されています。(その他にも土師器の型式はありますが当館に展示はないため省略します)

この布留式土器の作りの違いが比較できるよう妙見山古墳から出土した「布留0式土器片」、今治市の遺跡から出土した「布留0式」と「布留Ⅰ式」の甕形土器を並べて展示しておりましたが、今回こちらの「布留0式」の土器を貸し出すこととなりました

愛媛県埋蔵文化財センターさんと愛媛県生涯学習センターさんで「今治平野と芸予諸島の遺跡からみえてきた人々の交流・航路・船~縄文時代から古墳時代~」という共同企画展の開催が予定されております。

それに伴い、現在展示室では「布留0式土器片」、「布留Ⅰ式土器」のみの展示となっております。

お知らせが遅くなってしまいましたが期間につきましては2024年4月26日~2024年8月2日までの予定です。

悪しからずご了承くださいませ。


愛媛県埋蔵文化財センターさん、愛媛県生涯学習センターさんが開催される「共同企画展 今治平野と芸予諸島の遺跡からみえてきた人々の交流・航路・船~縄文時代から古墳時代~」 2024年5月25日~7月15日 までの期間となっております。

ぜひそれぞれのホームページで企画展の情報を確認されてみてくださいね!

                 大西藤山歴史資料館スタッフでした😊