2017年4月2日日曜日

大西藤山歴史資料館とは その2

前回に引き続いて、大西藤山歴史資料館のご紹介です。

第1展示室を出て、左に進むとロビーに出ます。


ここでは、古墳や土器のパズルをしたり妙見山古墳の紹介映像を見たり、県内外の報告書や図録を自由に見ることができます。
また、大西町の写真クラブの作品も展示しております。
飲食はできませんが、少し休憩したい時にはこちらのスペースをご利用ください。


ロビーの隣が、今回のメインである第2展示室です。
この展示室では、古墳の外側をテーマにしています。


古墳の外観や古墳上に置かれた大きな土器、そこで行われた儀式用の土器を展示しています。
この展示室のメインである大きな土器は、「二重口縁壷」と「伊予型特殊器台」と呼ばれています。
特に、「伊予型特殊器台」はこの妙見山古墳でのみ発見されているとても貴重な展示物です。
もちろん、ここで展示している物も実物です。



2回にわたって大西藤山歴史資料館を簡単にご紹介いたしましたが、いかがでしょうか?
是非この機会に、当館に足を運んでいただき、妙見山古墳の魅力を知っていただければ幸いです。
それでは、また次回。

大西藤山歴史資料館とは その1

こんにちは。
はじめに、ということで大西藤山歴史資料館とはどのような資料館なのか、どのような展示をしているのかをご紹介します。
すでに当館のホームページで展示内容はご紹介しておりますが、ここでは詳しくご説明します。



当館および妙見山古墳は、大西町宮脇に所在する藤山健康文化公園内にあります。
瓦葺きの建物は、大西駅のすぐ近くに現存する旧井出家の屋敷をモデルに設計されています。
屋根の上に置かれた大きな甕は、「天水甕」といい、雨水を貯めて消火の際に使われたものです。



玄関を入って左手には、他の博物館で開催される特別展のポスターやチラシを設置しています。 チラシは、ご自由にお持ち帰りできますので興味があるものは是非お持ち帰りください。




右手にある受付で、入場チケットとパンフレットをもらったらいよいよ展示室です。




まず、入ってすぐ目にするのは妙見山1号墳の模型。






これは発掘調査当時のものを復元したもので、古墳のどの部分を調査していたかが分かります。




その模型の左手に、第1展示室があります。 ここでは、古墳の内部をテーマに展示がされています。



展示室中央にあるのは、前方部にある第2埋葬施設の復元模型です。
階段の上に立っていただくと、より埋葬施設内が見やすくなります。



また、展示室奥の復元模型は後円部にある第1埋葬施設です。 こちらは横から埋葬施設内部を見ることができます。





次に、埋葬施設内に遺体と一緒に埋められる副葬品のご紹介です。 展示されている副葬品は、完形の鏡を除いて全て実物となっています。










今回は、この辺で。 次回は第2展示室をご紹介します。